Saber と Conocer の違い【スペイン語学習】
結論:情報なら saber、人・場所なら conocer
どちらも「知っている」という意味ですが、事実や情報を知っているなら saber、人・場所・物に会ったり行ったりして知っているなら conocer を使います。
| saber | conocer | |
|---|---|---|
| 知っている対象 | 事実、情報、答え | 人、場所、作品、物 |
| うしろに来るもの | que〜、疑問詞〜、動詞の原形 | 名詞(人の前には a) |
| 特別な意味 | 〜できる(技能) | 初めて会う、知り合う |
| yo の現在形 | sé | conozco |
Sé que es verdad. (それが本当だと知っています。)
Conozco a María. (マリアを知っています。)
saber:事実・情報・答えを知っている
saber は、頭の中にある知識や情報を「知っている」ときに使います。うしろには que(〜ということ)や、dónde・cuándo・cómo などの疑問詞がよく続きます。
¿Sabes dónde está la estación? (駅がどこにあるか知ってる?)
No sé cuándo empieza la clase. (授業がいつ始まるのかわかりません。)
Ya lo sé. (もう知ってるよ。)
saber + 動詞の原形:〜できる
「泳げる」「運転できる」のように、身につけた技能を言うときも saber を使います。
Sé nadar. (泳げます。)
¿Sabes cocinar? (料理できる?)
poder も「できる」ですが、こちらは「(状況的に)できる」です。No puedo nadar hoy. は「今日は(事情があって)泳げない」という意味になります。
conocer:人・場所・物を知っている
conocer は、実際に会ったり、行ったり、体験したりして知っているときに使います。人を目的語にするときは、前に a を付けます。
¿Conoces a mi hermano? (私の兄を知ってる?)
Conozco Madrid muy bien. (マドリードのことはよく知っています。)← 行ったことがある
No conozco este restaurante. (このレストランは知りません。)← 行ったことがない
¿Conoces esta canción? (この曲、知ってる?)← 聞いたことがある
saber と conocer の違いがわかる例文
同じ人や場所についての文でも、何を知っているかで動詞が変わります。
Conozco a Juan. (フアンを知っています。)← 会ったことがある
Sé dónde vive Juan. (フアンがどこに住んでいるか知っています。)← 情報
Conozco Barcelona. (バルセロナに行ったことがあります。)
Sé que Barcelona está en Cataluña. (バルセロナがカタルーニャにあることを知っています。)
点過去では意味が変わる
点過去にすると、どちらも「知るようになった」という意味になります。
Supe la noticia ayer. (そのニュースは昨日知りました。)
Conocí a mi mujer en 2015. (2015年に妻と出会いました。)
conocer の点過去は「出会った」「知り合った」と訳すのが自然です。点過去の作り方は「スペイン語の点過去の作り方と不規則動詞一覧」で確認できます。
活用の違い:yo の形に注意
どちらも yo の現在形だけが不規則です。
| 主語 | saber | conocer |
|---|---|---|
| yo | sé | conozco |
| tú | sabes | conoces |
| él / ella / usted | sabe | conoce |
| nosotros | sabemos | conocemos |
| vosotros | sabéis | conocéis |
| ellos / ustedes | saben | conocen |
sé(知っている)にはアクセント記号が付きます。付けないと se(再帰代名詞)になってしまうので注意しましょう。
まとめ
- saber:事実・情報・答えを知っている。saber +原形で「〜できる」。
- conocer:人・場所・物を、会ったり行ったりして知っている。人の前には a。
- 点過去では、supe は「知った」、conocí は「出会った」。
- yo の形は sé と conozco。